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「住宅のエネルギー基準」のうつり変わり

住まい(家)には、色々な性能を現すための値がありますが、多くの方々は「新省エネルギー基準」、もしくは「次世代省エネルギー基準」などの言葉を耳にしたことがあると思います。

省エネルギー基準」から「新省エネルギー基準」へ、そして平成11年度から「次世代省エネルギー基準」へとうつり変わり、地球温暖化防止のために、二酸化炭素の排出量を削減するのが狙いです。

これらの基準は日本全体を大きく6つの地域(地域区分という)に分けられており、それぞれの分けられた地域区分ごとに断熱性能に影響するひとつの値である熱損失係数の基準値をしめしています(下記表参照)。

省エネルギー基準のうつり変わりと熱損失係数の基準の変化

 エネルギー基準
地域区分ごとの基準「熱損失係数」
省エネルギー基準(昭和55年基準) 2.8 4.0 4.7 5.2 8.3
新省エネルギー基準(平成4年基準) 1.8 2.7 3.3 4.2 4.6 8.1
次世代省エネルギー基準(平成11年基準) 1.6 1.9 2.4 2.7 2.7 3.7

 

足利建築の施工いたします「エコエネの住まい(家)」の「熱損失係数」は「1.6W/㎡K」前後の数値が平均的な数値であります。
この「1.6W/㎡K」という数値は、全ての窓が「2.33W/㎡K」の性能を有する窓を標準仕様とし、24時間換気システムにおいては第3種換気を採用した住まいの平均的な「熱損失係数」ですから、
全ての窓を、より高性能な窓であります「トリプルガラス」等の窓を採用し、24時間換気システムを熱交換型の換気にする事等により、「熱損失係数=1.0W/㎡K」以下の住まい(家)を建築することが可能となっております。

※「窓(サッシ)等 開口部の断熱性能について」の記事をご覧になりたい方はこちらをクリック


熱損失係数とは、住宅などの外部の壁、天井や床などの各部位ごとに熱の逃げる量(熱の損失量)を計算し、それらの熱損失量を合計したものを延床面積にて割ることにより算出される値で、単位は「W/㎡K」で表します。

熱損失係数は、「Q値」として表されることが多く、Q値の値が小さいほど住宅における断熱性能が高い事を表すことができるのですが、住宅等の気密性能を表す「C値」や「換気システム」などの性能がひとつになる事で、より正確な「熱損失係数」を表すことができるようになります。

C値とは、建物全体の総相当すき間面積を実質床面積で割ることにより算出される値で、測定は実際に建てられた建物で行い、総相当すき間面積は気密測定機械によって測定され、単位は「c㎡/㎡」で表します。

C値は、建物の気密性能を表す値で、延床面積あたりのすき間を表し、値が小さいほどすき間が少なく、気密性能が高い事を表します。

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