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快適な室内環境をつくるには

冬期間における住まい(家)の「室内の快適条件」とは、どのような基準があるのかをブログにて(こちらをクリック)ご紹介させていただきましたが、

快適な室内環境をつくるにはどうしたらよいのでしょうか。

大きくまとめると5つにまとめられると考えられます。

壁・床・天井などを冷やさない(温度差をなくす)
コールドドラフトを防止する(窓などの開口部温度を室内温度に近づける)
寒い場所をつくらない(全室暖房とする)
寒い時間をつくらない(24時間暖房とする)
空気をかき混ぜない(暖房・換気)

1.について、  一般的に言われている室温とは、住まい(家)の室内に設置されている室温計をもとにしめされるケースがほとんどなのですが、体感温度として室温をしめすには「室温」と「空気温度」というまったく異なる物理量を計算する事によってはじめてしめす事ができるという事を、まずは知っておかなければなりません。

それは、いくら室内の温度計が22℃~24℃という快適な温度内にあっても、壁・床・天井などの表面温度が低ければ本来の室温(体感温度)も変わってしまう為、断熱性能を高くする必要があるということになります。

住まい(家)の中ににおいて、居間の室温計が25℃前後でちょうど良い暖かさと感じられるような場合は、壁・床・天井などの表面温度が低い為に、部屋の空気温度を上げる事によって実際の室温(体感温度)も25℃前後でちょうど良い暖かさに感じているという事になります。

温度差をなくすという事は、室温(体感温度)22℃前後でちょうど良い暖かさとすることができる為、設備機器の費用や光熱費を抑えることができるエコな住まい(家)となります。

※室温(体感温度)=(空気温度+周囲の壁等の温度)÷2

 

2.~5.について、 簡単に言いかえるとすると、温度差によっておきてしまう気流や、暖房や換気などの機械設備による気流を出来るだけおこさないようにするという事になります。

それは、ISOにおける室内の快適条件にもあるように(こちらをクリック)、快適な「平均気流速度」というものがあり、これを大きく上回ることによって、「体感温度の変化などが生じやすくなる」為でもあります。

その他には、室内や床などに大きな温度差がある場合、血圧の上昇等、身体への負担ががおこりやすい状況となる事を防ぐ意味もあると思われます。

 

高気密・高断熱住宅、オール電化住宅とは、どのような工法、もしくは、どんな人々が施工しても同じ性能の住まい(家)が作れるわけではありません。

現場にたずさわる事のできる、全ての人々が同じものさしで考え・作り上げる努力が必要だと、足利建築は考えております。

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