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HOME > ブログ > 北方型住宅(北海道型住まい)等の視察③

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2月に、北方型住宅などについての視察で北海道にいってまいりました。~その③~

旭川市内にあります「北海道立北方建築総合研究所」内の一室の画像(下部画像)ですが、基本的な開口部(サッシ)は、ほとんどがFix窓なので開け閉めできないようになっているのですが、窓の下には断熱材が含まれている開口部が別に備えられておりました。

「北海道立北方建築総合研究所 内部3

このような開口部に変わるものとして、通常のビルや住宅の場合では、窓(サッシ)の方に開け閉めできるような窓がついている場合があたりまえなのですが、計画的な換気等を効率よく行う為にこの位置に施工されているようでした。

通常のように窓(サッシ)自体を開け閉めするようにした場合、空気の取入量が1ヵ所から集中して入ってきてしまうのを防ぐ意味もあるのでしょう。 なにせ、非常に大きな建物空間ですので(建物内のエントランス画像をご覧になりたい方はこちらをクリック)、空気の取入量や取入する為の場所(位置)などが変わってしまうと、空気の流れ自体も左右されてしまいます。 換気を効率よく行う為にとても細かな部分にまで良く考えられた建物です(開口部を開けたときの画像が下部の画像です)。

「北海道立北方建築総合研究所 内部4

上部の画像に写っている開口部の中には、断熱材が施されているのですが、通常、足利建築にて採用させていただいております樹脂サッシと同じように、開口部を閉める際にキチント密閉されるように作られています。

建物の気密性を高めて建設されることにより、機械換気、または自然換気においても、より効率の良い空気の流れを作ることができる為、光熱費を抑えることに非常に貢献されているとのお話でした。

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