5月7日16時42分配信 CNN.co.jp
ロンドン(CNN) 海底につないだ凧のようなタービンで海流のエネルギーをとらえ、発電に利用する技術の開発に、スウェーデンの企業が取り組んでいる。来年にも試作品のテストを実施し、4年以内に実用化する計画だという。
同国の新興企業、ミネスト社が開発を進めているのは、「Deep Green(ディープグリーン)」と名付けられた装置。約12メートルの羽に約1メートルのタービンを取り付け、海底に100メートルほどのケーブルで固定する。かじで羽の向きを変えることができ、従来の潮力発電装置に比べて小さいのが特徴だ。同社によると、実際の海流の速さの10倍に相当するエネルギーをとらえることができる。発電容量は500キロワットになるという。
同社のテッド・ローゼンダール最高技術責任者(CTO)は、「海流の遅い場所やより深い場所など、これまで潮力発電ができなかった海の利用が可能になる」と強調する。
同社は最近、試作プロジェクトに必要な200万ユーロの資金を調達。北アイルランド・ストランフォード湾でのテスト実施にめどが立った。ここは干満の差が大きい入り江で、すでに英企業の潮力発電所が稼動している。
専門家らによると、潮力発電には、水力発電のようなダムを設ける方式と、風力発電の風車と同じようにタービンを回す方式があり、ディープグリーンは後者にあたる。どちらも設備に費用がかかるが、海水の流れは風などに比べて安定しているため、有力な代替エネルギー源として期待されている。
同国の新興企業、ミネスト社が開発を進めているのは、「Deep Green(ディープグリーン)」と名付けられた装置。約12メートルの羽に約1メートルのタービンを取り付け、海底に100メートルほどのケーブルで固定する。かじで羽の向きを変えることができ、従来の潮力発電装置に比べて小さいのが特徴だ。同社によると、実際の海流の速さの10倍に相当するエネルギーをとらえることができる。発電容量は500キロワットになるという。
同社のテッド・ローゼンダール最高技術責任者(CTO)は、「海流の遅い場所やより深い場所など、これまで潮力発電ができなかった海の利用が可能になる」と強調する。
同社は最近、試作プロジェクトに必要な200万ユーロの資金を調達。北アイルランド・ストランフォード湾でのテスト実施にめどが立った。ここは干満の差が大きい入り江で、すでに英企業の潮力発電所が稼動している。
専門家らによると、潮力発電には、水力発電のようなダムを設ける方式と、風力発電の風車と同じようにタービンを回す方式があり、ディープグリーンは後者にあたる。どちらも設備に費用がかかるが、海水の流れは風などに比べて安定しているため、有力な代替エネルギー源として期待されている。
最終更新:5月7日16時42分
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