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高気密住宅

高気密住宅とはどのくらいの気密が、高気密といわれるのですか?」といったご質問がございます。

私自身、足利建築として住宅を建築させていただく際には、C値=0.3c㎡/㎡以下を自社の基準として施工をおこなっておりますが、「最低でもC値=0.3c㎡/㎡より上の気密性能(C値=0.3c㎡/㎡以下)が求められる」と、足利建築では考えております。

もちろん、それには色々な理由があるのですが、大きな理由のひとつとしては、24時間換気システムの換気効率は、建物の「気密」状態や外部の「風」、建物内外部の「温度差」に非常に左右されやすいという理由です。 これは建物の気密性能が下がれば下がるほど、外部で風が吹くだけでも建物内外部の空気が大きく入れ替わろうとして、多くの自然換気が起きることを意味しており、同じく、建物内外部の温度差が大きくなればなるほど温度差による自然換気が起こりやすい建物になるなることを理由としています。

建物の気密性能を高めることにより、外部の風の強さや室外の温度と室内の温度差による温度差換気(自然換気)による影響をできるだけ少なくすることができ、そうすることにより、必要な場所から必要な分だけ効率よく空気の循環・換気をおこなうことができる為、自然換気などにのみ頼った換気では、「天候によって換気量が変わってしまったり」、「夏場や冬場といったシーズンによって室内の換気効率が変わってしまう」といった事を防ぐ意味もあります。

昨今の住宅は気密性能を上げようとして建築をしていない場合においても、ある程度の気密性能値が出てしまうくらい、住宅資材の品質等がよくなってきている為、自然換気のみでは換気効率がうまく上がらず、どうしても室内の空気環境が悪くなってしまう傾向にあるのだと思われます。

人間が一生涯に吸う空気の量の約6割が、家の中で吸う空気。

住まい(家)の「高気密」という言葉の中には、色々な理由や意味があります。 決して言葉だけはなく、どうして高気密住宅を私たちは建築しているのか、その訳を正確に伝えていかなければならないと思っております。

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