2010年07月20日 17:17 発信地:ミラノ/イタリア
【7月20日 AFP】イタリアの電力大手エネル(Enel)は14日、同国シチリア(Sicily)島南東部シラクーザ(Syracuse)近郊に、溶融塩を熱伝導流体として使用する世界初の太陽熱発電所「アルキメーデ(Archimede)」を開設した。
太陽熱を長時間蓄積して夜間や曇りの日でも発電が可能になったことで、自然環境に左右されるという再生可能エネルギーの制約を克服したとしている。
約3万平方メートルの鏡で太陽光を集め、溶融塩が入った5400メートルのパイプを熱する。この溶融塩の熱で蒸気を作り、隣接する複合発電施設...