オール電化の家に住む会社の同僚で、年間の電気代が8万円の人と44万円の人がいました。この差はどういうことなの?
オール電化住宅は、ガスや灯油を使わず、家中のすべての設備が電気のみによって動きます。ですから、当然、電気代しかかからないわけですが、実はそのほとんどが暖房や給湯にかかっています。
給湯に関しては、3~5人家族くらいでしたら家によってそれほど差はでません。しかし、暖房に関しては、同じ規模・家族数であっても建物の断熱性や気密性によって3倍にも4倍にもなります。
足利建築の家は、この断熱・気密性に加え、計画された確かな換気により、快適性を格段に向上させ、それでいて光熱費を抑えることが当たり前のようにできるのです。
最近新築した人が、以前の住まいより暖かくていいと言っている。でも正直な話寒かった。窓は全て引違い、換気扇は13台もありました。
暖かさの感じ方は、人によって多少差はありますが、この家の場合、隙間が多いことが予想されます。
引き違い窓は、カギをかけてきっちり閉めたとしても、レールなどに隙間が多くあり、風の強い日などはそこから多くの隙間風が室内に入ってきます。また、13台の換気扇。これは恐らく壁につける小型の換気ファンだと思われますが、ただ付いているだけなのであれば、せっかく暖まった室内の空気をムダに捨て、また気流を増幅させてしまう原因になりかねません。
足利建築の家は、引き違い窓を極力減らし、また換気に関しても適切な換気計画と現場での実測調整により、人が気流を感じることはありません。アパートの家賃並みのローンです。けど、真冬の1月には電気代が10万円。一戸建ての家ってそんなにかかるものなの?
家を建てる上で、資金計画は非常に大切です。
建設コストが安ければローンは当然安くなりますが、人が住まうわけですから光熱費も毎月かかってきます。その1でも触れましたが、光熱費は家の断熱性・気密性に大きく左右されます。
アパートの家賃並みのローンで取得できる建物は、断熱性・気密性も残念ながらそれなりで、電気代が10万円かかったなんていうことも少なくないでしょう。ですから、ローンだけではなく光熱費等の経費も含め、トータルコストで家造りを考えてください。住み始めて2年経っても新築時の臭いがする家と、全く臭わない家って何が違うの?
新築時に限らず、家の中では建材や家具、ペット、当然人からも臭いの元となる物質が放出されています。これらの臭いがする家としない家、その決定的な違いは、家の気密性と計画的な換気システムにあります。
家の気密性が高くなると息苦しくなったり、臭いがこもったりするイメージを持った人はかなり多いと思います。
「高気密・高断熱住宅=省エネ住宅」というイメージから住宅は昔に比べて格段に隙間の少ない気密化されたものになってきました。しかし、一方で気密性や断熱性のみを追い求めた挙句、シックハウス等の健康被害も増しています。
では、高気密ではなく中気密ならいいのでは?なんて思う人も少なくないでしょう。
足利建築の家は、超高気密・高断熱住宅です。ところが、室内は常に清浄に保たれ臭いもほとんど感じません。
なぜだと思いますか?
それが先ほど出てきた計画的な換気システムです。
住宅の気密化は熱のロスを防ぐ目的の他に換気効率を上げるという目的もあります。足利建築の家のように超高気密化された住宅では新鮮な外気をどこから入れ、汚れた空気をどこから捨てるかという計画上の話を、現場での実測調整により、まさに思い通りに実現することができます。
つまり、空気をコントロールできるということです。新築後半年で浴室にカビが生えて取れなくなった家がある。全くカビが生えない家もある。どっちも高気密・高断熱なのにどうして?
カビが生える原因は必要以上の湿気です。
住宅内では、浴室や台所、トイレ、植物、人などから多くの水蒸気が出ています。
この水蒸気は目には見えませんが、外に排出しないでいると、浴室に限らず家のあちらこちらで結露として現れてきます。そしてこの結露が原因でカビが生え、ダニ等が発生したりします。
高気密・高断熱住宅は決して結露しにくい建物ではありません。計画的な換気をおこたると逆に結露しやすい建物にもなります。その4でも触れましたが臭いを外に捨てるということは余分な水蒸気も外に捨てていることになりますので、超高気密化され、空気をコントロールできる足利建築の家は、結露のない健康的な暮らしが約束されるのです。真冬の室内に洗濯物を干すと必ず窓が結露してダラダラになる家と、そうじゃない家の違いはどこにあるの?
夏に冷たい缶ビールを飲むと、缶のまわりに水滴がたくさんつきますよね。
この水滴が結露水なのですが、結露は通常、冷たいものの表面で発生します。窓が結露するということは窓ガラスや窓の表面が冷たくなっているという証拠。窓表面を冷たくしなければ結露は解消できるということです。
窓はサッシとガラスの組合せで構成されていて、窓に関しては、アルミ製・樹脂(プラスチック)製・木製の大きく3つに分けられます。
ガラスは、一枚のガラスやペアガラスといわれる2枚のガラスの間に1センチ前後の空気層をもったガラス、断熱性を向上させるために特殊なコーティングがされたガラスなどいろいろな種類があります。これらの組合せによって窓の断熱性が決まり、当然断熱性の高い窓の方が表面温度が高くなり、結露しにくくなります。
足利建築の家の窓は、標準で高性能樹脂窓とLow‒Eペアガラス(特殊コーティングされた断熱ガラス)の組合せ。計画的な換気により不要な水蒸気を除去するとともに、優れた断熱性を有する窓によって結露のしない快適な室内環境が得られます。新築後最初の冬なのに2階の屋根から1階に届くほど大きなツララができるのは家がそれだけ暖かいってことなの?
冬場、北海道から東北にかけては当たり前に見ることのできるツララ。屋根に積もった雪が解け、下に流れる間に軒先等で凍ってしまったものがツララです。
屋根に積もった雪は、日中、太陽の熱によっても解けますが、室内から屋根に抜けた熱によっても解けます。ツララが長くたくさんできる家は、室内からたくさんの熱が屋根の方へ逃げているということです。
ですから、それだけたくさんのエネルギーを使って暖房していることになり、省エネとは程遠い決して暖かいとはいえない家ということになります。真冬に暖房してもスリッパが必要な家と裸足でも気持ちいい家の違いはどこにあるの?
一言でいえば、床が冷たいか冷たくないかの違いです。床が冷たいからスリッパを履き、床が冷たくないから裸足でいられる。
では、なぜ冷たいか、なぜ冷たくないのか、ですが、床という面を境に家の外と内が分けられています。この床が断熱も何もされていなければ、当然、冷たい床下からの影響をもろに受け、床は冷たくなります(床が冷たいから床暖房で暖めている)。
逆に床をしっかり断熱すると、床下からの影響がほとんどなくなり、室温により近くなります。足利建築の家の床に施工された断熱材は、厚さが10㎝の高性能断熱材がぎっしり詰まっています。
ですから、床暖房なんて必要ありませんし、真冬でも裸足でいられる暖かさなのです。花粉症の時期には家の中にも花粉が入り込みますよね?ティッシュボックスを持ち歩く子どもを見ているとかわいそうです。
足利建築の家に住むようになってから症状が出なくなったとおっしゃる方が何人もいらっしゃいます。
24時間換気システムの恩恵だと思われますが、家の中にいる間は間違いなく花粉症の辛さから開放されているようです。永く住む家なのですから、健康的に暮らせるかどうかはとても重要です。大掃除を手伝いに来た妹が「ウチより埃が少ない」って言うんです。普段から熱心に掃除してたわけじゃないんですけどね。
棚や障子、観葉植物を拭こうとした妹さんが、「なんで?」という顔をしていたそうです。
これは足利建築によって計算・計画されている24時間換気システムのおかげでしょう。換気の目的は、室内の汚れた空気を外に排出し、新鮮な外気を取り入れることで室内を常に清浄な状態に保つことにあります。
室内の汚れとは、余分な湿気、臭い、二酸化炭素……、そして埃です。掃除いらずとまではいきませんが、埃がたまりにくいのは事実です。ただし、天井に取付く吸込み口には、埃がくっつきますので、定期的に掃除する必要はあります。高気密・高断熱の住宅でもお風呂の臭いがするお宅があるのはなぜ?こまめに換気しているのに効かないみたいなんですよ。
お風呂の臭いがするということは、お風呂から居室へ空気が流れてきている証拠です。オン・オフのスイッチが付いた浴室換気扇などは、止めたときにはそこから外気が入ってきて室内に広がっていきます。
排気の目的でつけた排気口が給気口に転じているということです。足利建築の家の換気システムは、浴室をはじめとして、トイレ、台所、押入等から効率的に汚れた空気を排出しますので、お風呂の臭いがするなんてことはまずありません。
もちろんオン・オフのスイッチも付いていません。なぜなら止める必要がない、というより止めてはならないからです。ヒートポンプ電化(オール電化)なのに、「補助暖房の石油代はいくらかかりますか?」って聞かれました。実際どれくらいかかるもんなんですか?
ヒートポンプ電化(オール電化)住宅は、給湯も暖房も調理も使うのは電気だけ。ですから石油代は当然ゼロ。その分電気代は高くなりますが、足利建築の家なら大きさにより違いますが、40坪で年間15万円が目安です。
高気密って暮らしていて息苦しくならないんですか?自然な空気の出入りがないなんて心配なんですけど…?
住宅の気密性を高める⇒冷たい隙間風(自然な空気の出入)が少なくなり省エネになる。
これは、住宅を気密化する目的のひとつです。もし、この目的のためだけに住宅を気密化しているのであれば、息苦しい家になるかもしれません。
しかし、気密化の目的には、換気効率を上げる、つまり、汚れた空気を効率よく捨て、新鮮な外気を効率よく取り入れるという重要な目的もあります。
換気を軽視し、単に省エネのためだけの気密化を行うと臭いや水蒸気が滞ったそれこそ息苦しい家になってしまいます。足利建築の家は、一般的な高気密よりも更にレベルの高い超高気密です。その高い高気密化された家だからこそ、空気の流れを考えた確かな換気システムにより、「外よりも空気がきれい」と感じるほど快適で安心な室内環境が得られます。