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窓(サッシ)等 開口部のメンテナンスについて

皆様のお住まい(家)には窓(サッシなどの開口部 玄関ドアなども含む)と呼ばれるものが取付けてあると思いますが、窓のメンテナンスについてふれてみたいと思います。

 

窓に必要とされるメンテナンスの中で、もっとも重要なメンテナンス種類を考えるとすれば、それは「取付けられている窓が、住まい(家)の新築時などに有していた性能を維持する事」だと思います。

その窓の性能を維持していくために必要なメンテナンスとは、「窓を構成している各部材を必要に応じて取換えることが出来る窓」である事がもっとも重要な事になるのではないでしょうか。

窓の部材を交換する必要があるのかと思われるかもしれませんが、一番分かりやすい事例が窓ガラスの割れなどによる「ガラス交換」です。 窓のガラスが割れてしまっていては、隙間風の発生や窓の気密性を損なうなどの「窓の性能」に大きな影響が出てしまいます。 その為に「ガラス交換」を行うわけですが、下記に、窓の部材交換で多くある工事種類をリストアップしたいと思いますので参考にして下さい。


窓性能維持の為に必要な部材交換事例リスト

  1. 窓ガラスの割れによる「ガラス交換」
  2. 窓ガラスの劣化(性能低下)による「ガラス交換」
  3. 窓の開閉動作不具合による「戸車交換(引違い窓など)」、「開閉部材交換(タテスベリ窓など)」
  4. 窓の気密性能維持部材の劣化(性能低下)による「パッキン部材(気密性能維持部材)交換」

以上が、窓性能を維持する為に必要な部材交換事例となります。

事例のどれもが交換が出来てあたり前と思いますし、2番の{窓ガラスの劣化による「ガラス交換」}などあるのかと疑問に感じる事もあるかと思いますが、実は住まいの新築から10年以上を経過するにつれ最も交換の事例が多いのは「ガラス交換」ともいわれております。

「ガラス交換」には、ガラスの割れによる交換と、ガラスの性能低下による交換とがありますが、「ガラスの性能低下による交換」とは、主にガラスを2枚使用した複層ガラスを採用されている窓の、ガラスとガラスの内部にカビや結露が発生することにより「ガラスの性能低下」を判断することで「ガラス交換」を行う場合がございます。

どちらの「ガラス交換」も窓性能維持する為には重要な交換工事となりますが、窓を製造販売されているメーカーによっては、「ガラスだけの交換はできない窓」もあります。 特に、高性能窓として多くのメーカーより製造販売されております、「樹脂製窓」に関しても「ガラスだけの交換はできない窓」が多くあります。

「ガラスだけの交換はできない窓」は、ガラスを組み込んでいる障子枠そのものと一体になっている物が多く、ガラス交換の際には「ガラスと一体になっている障子枠とをセット」での交換が必要となりますので、その分交換費用も高くなることが考えられますし、将来的な窓の性能維持を考えていく場合には、より多くの交換費用を想定しなければならないかもしれません。

窓(サッシ)等 開口部のメンテナンスを考えてみた場合、

新築時や、断熱改修などのリフォーム時に窓を選ぶ事は、「窓のメンテナンス」も「窓の性能のひとつ」だということを、ぜひ皆様にも知っていただきたいと思います。

 

足利建築の施工いたします全ての住まい(家)が、採用している窓の「性能」、「メンテナンス性能も考慮」し、施主様にご説明をする事で、「窓の選択」をされております。
窓(サッシ)等 開口部は、住まい(家)全体の大きさに換算するととても大きな熱の損失がある場所でもありますので、住まい(家)の壁や床、天井部分の断熱性能だけではなく、窓の断熱性能に関してもバランスを考えた選択をすることが望ましいと考えられます。
「高気密・高効率換気・高断熱・オール電化」という言葉だけでは、正確な住まい(家)の性能を示すことは出来ません。
建築される住まい(家)の間取り等が完成した後は、性能を数値化することによって、より確実な住まい(家)を建築することが出来るようになりますので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

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